パンプアップの筋トレ効果

「パンプアップとは?」のページでは、筋トレしたときに筋肉がパンパンに張る理由について書きました。

「パンプ」というと空気で膨らむようなイメージがあるかも知れませんが、実際には空気が入っているのではなく、血液やリンパ液などの体液が集まって筋肉が太くなるわけです。

そして、「パンプアップとは?」のコンテンツの最後でも触れたように、このパンプアップをトレーニングに活かそうとする考え方があります。

今回は、その理論と具体的な方法について書いてみることにしましょう。

パンプアップの効果

筋力トレーニングをすると、ある程度のパンプアップは自然に起こりますが、これに加えて強いパンプアップを意図的に起こすことで、さらに大きなトレーニング効果があると考えられています。

筋肉を太くする効果

筋肉を太くしたければ、パンプアップを追求する・しないに関わらず、一定以上の重さでトレーニングする必要があります。

そもそも筋肉の太さ(断面積)は一度に発揮できる筋力に比例して大きくなるので、大きな力を出す必要が無ければ、いくらパンプアップさせても筋肉は太くなりません。

筋肉が肥大するためには、一定以上の負荷が必要です

逆に、普通のトレーニングに加えて強いパンプアップを起こすことは、筋肥大のために効果的だと考えられています。

残念ながらこれについては、はっきりした証明がされているわけではありません。
しかし、人間の体は元々状況に適応しようとする性質がありますから、一定の根拠はあると思います。

特定の組織にいつもたくさんの体液が集まっていれば、それらを循環させるための組織も発達して、筋肉が太くなる可能性は大いにあるでしょう。

成長ホルモンの分泌効果

パンプアップが起こっている時、その部位に疲労物質がたまった状態になります。
そしてこの疲労物質が、成長ホルモンの分泌を高めると言われているのです。

成長ホルモンは筋肉を強くするだけでなく、体全体を活性化したり、老化を防止する効果があります。

ちなみにこの原理は、最近注目されている加圧トレーニングにも応用されています。

パンプアップのためのセット

パンプアップの効果を筋力トレーニングに応用するなら、各部位の筋トレの最後にパンプアップのためのセットをもうけると良いでしょう。

最終セットのパンプアップで力を出し切るようにすれば、疲労が他のセットに影響する必要が無いからです。

一般的には、高重量でごく短時間の筋トレより、一定以下の重さでレップ数を増やした方がパンプアップは起こりやすくなります。

パンプアップのための最終セットでは、20~30回以上繰り返せる重量で、筋肉に焼け付くような感覚が起こるまでひたすら動作を繰り返してみてください。

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