燃え尽き症候群に注意
何かに一生懸命打ち込んでいた人が、頑張りすぎて燃え尽きたようになり、様々な事に対してやる気を失うことがあります。
そして、心理学の世界ではこの症状に燃え尽き(バーンアウト)症候群という名前が付いています。
残念ながら、筋力トレーニングに必死に取り組んでいる人の中には、この燃え尽き症候群や、それに近い状態になってしまう人もいるようです。
「なんだか最近やる気がでないな・・・」と思っている人は、自分がこの燃え尽き症候群に陥っていないかどうか、一度チェックしてみてください。
燃え尽き症候群とは
燃え尽き症候群になってしまうのは、自分が目指してきた目標や節目を過ぎた状態にある人、そして頑張りすぎて精神的に疲労してしまった人などが多いと言われています。
例えば大きな試合が終わった後のスポーツ選手や試験が終わった後の受験生などが、その典型的な例です。
ただし、大きな「節目」を経験していなくても、燃え尽き症候群になってしまう可能性はあります。
何かを頑張り過ぎたときにかかる、一種の「うつ病」のようなもの、と考えるとイメージしやすいかもしれません。
燃え尽き症候群チェック
それでは早速ですが、以下の燃え尽き症候群チェックシートを使って心理状態をチェックしてみましょう。
・トレーニングを休むことに罪悪感を感じる
・トレーニングの事を考えると憂鬱になる
・筋力が伸びないと強烈な「空しさ」に襲われる
・アルコールやタバコの量が多い
・トレーニング日は、メニューをこなすまでリラックスできない
・人生がなんとなくつまらないと感じる
・小さな問題でイライラすることが多い
0~2個 | 健全な状態です。このレベルなら燃え尽き症候群の可能性は低いでしょう。 |
3~4個 | ちょっとストレス過剰です。休養をもっと重視すべきです。 |
5~7個 | 燃え尽き症候群の可能性が高いです。まずはゆっくり休んで、トレーニングとの付き合い方を考え直してみましょう。 |
なお、診断結果についてはあくまで目安として当研究所が独自に設定しただけのもので、専門的判断によるものではありません。
当てはまる結果がいくつであっても、「精神的にツライ」と感じるようであれば迷わず専門のカウンセラーなどに相談することをおススメします。
燃え尽き症候群対処法
燃え尽き症候群(又はそれに近い状態)になってしまった時にまず必要なのは、何といっても休養です。
人間は機械ではありませんから、筋肉の超回復だけに集中して心の回復を考えないトレーニング計画は必ずどこかで破たんしてしまうでしょう。
熱心にトレーニングに取り組んでいる人も、時々は必ずまとまった休養(最低でも1週間程度)を取り、リラックスした状態で、
「今のペースのトレーニングで大丈夫かな?」
ということを見直す機会を持つようにして欲しいと思います。
(管理人へのご連絡は不要です)