筋トレ時の動作範囲確認法

筋トレをする場合はほとんどの場合、動作範囲(稼働範囲)を出来るだけ大きくして行うのが基本です。

ベンチプレスでバーベルを中途半端な位置までしか下げなかったり、スクワットでヒザを少ししか曲げずに立ち上がったりすれば、動作は楽ですが筋力トレーニングとしての効果は大きく落ちてしまうでしょう。

しかし、筋力トレーニングの方法によっては、本当に正しい動作範囲で行えているかどうかが分かりにくいものです。

自分で自分のフォームをチェックするのは意外と難しいので、知らないうちに中途半端なフォームになってしまっている可能性だってあります。

そこで今回は、動作範囲を確認するためのちょっとした技を紹介しましょう。

ベンチプレスマシンの動作範囲を確認

スポーツジムなどによく設置してあるベンチプレスマシン(チェストプレスマシンという名前の事もあります)には、左右のグリップが分かれているタイプがほとんどです。

そして左右のグリップが分かれているタイプのマシンは、バーベル・ベンチプレスの場合と違って、「バーが胸にどれだけ近づいているか?」ということを目安に動作を行うことができません。

そのような場合は1mくらいの長さのゴムひもを持っていって、左右のグリップの間に張った状態でマシントレーニングを行ってみましょう。

ベンチプレス 動作範囲の確認

ゴムひもが胸ギリギリの位置まで来ているのなら、広い可動範囲・正しい動作でベンチプレスを行っていることになります。

スクワットでのしゃがみの深さを確認

スクワットを行う場合は、「太ももが床と平行になるまで」などと言われたりしますが、自分がどれくらいの深さでしゃがんでいるかということをハッキリと確認するのはなかなか難しいものです。

特に高重量のスクワットを行う場合には、フォームを確認している余裕もなくなりますし、気づかないうちに浅いスクワットになってしまっている事もあるかもしれません。

そこでスクワットを行うときは、適当な長さのヒモの先に小さな重り(穴の開いたコインなど)を付けて、それを腰からぶら下げて行ってみてください。

スクワット 動作範囲の確認

まず、何もウェイトを持たない状態で「ここまでしゃがむ」という高さを決めたら、ちょうどその高さまでしゃがんだときにコインが床に着くようにしておいて、それを基準に本番のスクワットを行うと良いでしょう。

しゃがむ深さを厳密に管理することが出来れば、無意識のうちに高さをごまかしてしまうことも無くなり、より密度の濃いスクワットが出来るはずです。

このように小道具を使った動作範囲の確認は色々な種目に応用できると思いますので、みなさんも工夫して新しい方法を開発してみてください^^。

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