ブラインド・ウェイト筋トレ法
筋力トレーニングを行う場合、重量の調節や姿勢のチェックなどのスタンバイ作業が終わったら、あとは余計な事を考えずに目の前のセットに集中するのが理想です。
しかしそうは言っても、
「前回は8回できたけど、今日はどうだろう・・・?」
とか、
「これが上げられれば新記録だ!」
などと、色々な事が頭を過ぎってしまうのが普通だと思います。
そこで今回は、研究所長が以前にトレーニング仲間と行っていた「目の前の筋トレに集中するための裏ワザ」について紹介したいと思います。
トレーニングと精神面の影響
「最大筋力の計算と精神面の影響」にも書きましたが、筋力というものは精神状態によっても変化します。
これはスポーツ等だけでなく筋力トレーニングを行う上でも言えることで、例えば自分の限界に近い重さを扱おうとすると「重い」という固定観念がマイナスに作用したりするわけです。
また、いつも持ち上げているような重量でも「必ず10回持ち上げよう!」という義務感から、フォームが不完全になってしまうこともあるでしょう。
予備情報を持たずに行う筋トレセット
このような心理的な影響を排除して、ただひたすら目の前のセットに集中する方法として有効なのが、事前に「雑念」の元となる余計な情報を持たずに筋トレを開始することです。
仮に自分が何kgのウェイトを使っているか分からない状況で筋トレをすれば、「これを上げれば・・・」とか「○回はやらないと・・・」なんて考える余地は無くなります。
当研究所ではこの方法をブラインド・ウェイト法(笑)と呼ぶことにしましょう。
ただし、この状況を一人で作るのはちょっと難しいので、トレーニングパートナーの助けを借りて行う必要があるでしょう。
ウェイトのセットをトレーニングパートナーに行ってもらい、トレーニー自身はただウェイトを持ち上げる事だけに集中するわけです。
どうしてもバーベルが視界に入ってしまうトレーニング種目ではちょっと無理ですが、マシントレーニングなどでは多くの種目に応用が可能な方法です。
研究所長は実際にこの方法で、
「いつものMAX重量にセットしたよ」
と言っておきながら、こっそり少しだけウェイトを追加して自己ベストを更新させるというような事をよく行っていました(笑)
なかなか楽しい方法なので、みなさんも是非トレーニングパートナーと一緒に試してみてください^^
ブラインド・ウェイト法での筋トレの注意点
ただし、この方法でトレーニングを行う場合には、事前に十分なウォームアップを行っておいたり、極端に軽い重量や重い重量にセットしないという制限を設けるなど、安全への配慮は必須です。
ブラインド・ウェイト法は、トレーニング経験のある人同士で、きちんとルールを決めた上で行うようにしてください。
(管理人へのご連絡は不要です)