筋トレメニューを変える事の効果

トレーニーの中には、何年も同じニューで筋力トレーニングを続けている人もいると思います。

確かに同じメニューで筋トレを続けると、ペースもつかみやすいし記録の比較も簡単にできるでしょう。

しかし、時には慣れ親しんだ筋トレメニューを変更することが、大きな効果に結びつくことがあるということも知っておいてください。

筋トレ=筋肉への刺激

筋トレ経験のある人は、ちょっと筋トレを始めたときのことを思い出してみてください。

ちょっと筋肉を使っただけで翌日に盛大な筋肉痛になったり、トレーニングのたびにグングン筋力がの伸びたりしたのではないかと思います。

それが何週間、何ヶ月と続けるうちに徐々に体が慣れて、初めの頃ほどひどい疲れを感じたり、トレーニングのたびに大幅に成長したりということが少なくなってきたはずです。

これはもちろん、よりレベルの高い筋肉を手に入れた結果とも言えるのですが、もう一つ重要な要素があります。

それは、同じ運動ばかり続けていると、筋肉がその運動では刺激を感じにくくなり、その結果として筋トレ効果が出にくくなるということです。

そんな時は同じ部位を鍛えるにしてもトレーニング種目を変えたり、動作速度や順番を変えてみるといいでしょう。

体は新しい刺激に対して敏感に反応します。

慣れていない種目ほど筋肉はそれに適応しようと必死になるので、大きな筋トレ効果が期待できるのです。

トレメニューを変更することは、筋肉への大きな刺激になります

また、いつも同じ種目・同じ順番だと重量や回数に「こだわり」ができてしまい、それがストレスになったりすることがあります。

プレッシャーのない新鮮な気持ちでトレーニングに打ち込むためにも、たまには筋トレ内容を変更してみてください。

メニュー変更のコツ

それでも、慣れ親しんだ種目を変更することには不安があるかも知れません。

例えばベンチプレスで100kgを目指しているのに、ダンベルプレスをメイン種目にすると、「ベンチプレスで扱える重量が減ってしまうんじゃないか?」
と心配になったりする気持ちはよく分かります。

そんな場合は、ベンチプレスを完全に止めてしまうのではなく、セット数を減らしてダンベルプレスのあとに少しだけやるのも一つの手です。

つまり、ベンチプレスを残したまま筋肉に違う刺激を与えるようにするということです。

あるいは、トレーニング日ごとにベンチプレスとダンベルプレスを入れ替えてもいいかもしれません。

こうすれば「ベンチプレスの感覚」が鈍ってしまうことは防げるはずです。

トレーニング記録を必ずつける

種目の変更を行うと、筋力がどれくらい伸びているかを数値で把握するのが難しくなります。

だから必ずトレーニング記録をつけて、過去と現在の筋力を比較できるようにしておかなくてはいけません。

「半年前に疲労のない状態でスクワットをしたときは何キロで何レップできたか?」
という事が分かれば、時間が経ってからまたスクワットに挑戦しても、筋力を比較することは簡単です。

逆に記憶だけに頼ってトレーニングをしていると、進歩しているかどうかも分からないまま筋トレを続けることになってしまいます。

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